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(2)「新型コロナワクチン打つべきか、打たざるべきか?」ーワクチンの効果と副反応

厚生省の見解
まず、厚生省の「ワクチンの副反応に対する考え方及び評価について」という資料では、ワクチンの効果に関して以下の見解が伺えます。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000778309.pdf



●感染予防効果(接種した人が感染しない)に関しては、「感染予防効果は実証しにくく、臨床試験で確認することは稀。稀発症しない感染者が多数存在する新型コロナでは、実証が難しい。」
●集団免疫効果(摂取していない人にも波及する効果)に関しては「大規模な接種後まで分からない。」
発症予防効果(発症者が減少)に関しては、「接種者と非接種者を比較する臨床試験等で、両群の発症者を比較することで、効果を測定できる。」
●重症化予防効果(死亡、入院等の重傷者が減少)に関しては、「接種者と非接種者を比較する臨床試験等で、両群の発症者を比較することで、効果を測定できる。」

 このようなワクチンの効果への評価の例として、「インフルエンザワクチンでは、一定の発症予防効果(研究により20から60%)や、重症化を予防する効果が示されているが、集団免疫効果はこれまで実証されていない」と記述されています。


 つまり、新型コロナワクチンの効果に関しては、感染自体の予防、集団免疫効果については実証できないが、発症予防と重症化予防の効果は測定できるということです。

 


ファイザー社による臨床試験
 では、次にファイザーによって行われた有効性の治験結果を検討します。

ファイザー社製 コロナウイルス装飾ウリジンRNAワクチンコミナティ筋注の説明書より
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000778307.pdf

 


12歳以上の健康な参加者を対象に、本剤30μgを19~23日間隔で2回接種したときの有効性及び安全性を検討することを目的として、プラセボ対照無作為化多施設共同試験を実施した。
1)感染歴がない参加者で2回目接種7日以降(追跡期間中央値57日)の感染状況
ワクチン接種群 18,198 / 感染者数 8  (0.044%) ー①  
プラセボ接種群 18,235   / 感染者数 162 (0.888%)ー②
      ①/②=0.049 およそ 0.05
2)感染歴の有無を問わない参加者で2回目接種7日以降(追跡期間中央値55日)の感染状況
ワクチン接種群 19,965 / 感染者数 9  (0.045%)ー①
プラセボ接種群…

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(1)新型コロナウイルス感染症リスクとワクチン接種に伴うリスクの比較


(前書き)
 カリフォルニアでは、新型コロナワクチン接種の判断が、音楽演奏家としての仕事に影響する事態になっています。実際に、ワクチン未接種の音楽家には演奏をさせないという差別を平然と行うコンサート会場や企画会社が出てきました。ワクチン接種の有無が、30年以上かけて築いてきた音楽演奏家としてのキャリアに影響を与えるという予想外の展開となり、この重大な決定をするために、50歳の最初の1週間を費やして情報収集と分析を行いました。幸い東大医学部の保健学科で看護学、保健学を学び看護師としての臨床経験もあるというアドバンテージはあったものの、専門性の高い感染症とワクチンに関する情報収集と分析には、随分と苦労をしております。皆さんも、ワクチン接種に関してはお悩みの方が多いと思いますので、集めたデータを共有し、皆さんと一緒に考える機会にしたいと思います。ワクチン接種に関してすでに決断をされている方は、スルーしてください。

 現時点の個人的な判断を先に申すと、専門家の端くれとして様々な情報を検討した結果、古佐小基史という個人の予防手段としても公衆衛生の観点からも、今回のワクチン大規模接種の医学的妥当性を十分に納得できる段階には至っておらず、たとえ音楽活動の制約という社会制裁を受けることになったとしても、社会的プレッシャーを理由に新型コロナワクチンを接種することはいたしません。しかし、引き続き新型コロナに関してはデータ収集を続け、現時点での判断に固執することなく、できるかぎり公正な視点から考え続けるつもりでおります。

 まず、自分は反ワクチン主義者ではありません。子供時代、海外渡航時、アメリカでの永住権取得時に要求されるワクチンは、全て接種してきました。おそらく、その延長線上という感覚で新型コロナワクチンを何の抵抗もなく接種される方が多いと思いますが、このワクチンは、通常の治験期間と承認プロセスを大幅に省略した形で特例承認された薬物であることから、これまでになく慎重な態度で接種の必要性を検討しています。現在日本で接種の始まっているファイザーの「コロナウイルス装飾ウリジンRNAワクチン・コミナティ筋注」は、開発国の米国のFDA (food and drug administration) 食品医薬品局から緊急使用の特別認可がされている段階で、正式認可には至っていない新薬です。しかも、RNAワクチンは実用化されて広汎に使用されたことのない新しいタイプの薬物ですから、過去のデータの積み上げが乏しく、特に長期での予測できない薬効や副反応が出る可能性が指摘されています。

 しかし、なぜいまこのような特殊なワクチンの大規模な接種が、世界中で急速に進められているのか?それは、新型コロナウイルスCOVID-19によるパンデミックが人類に未曾有の危機を与えているにもかかわらず、これまで打開策が見当たらず、万策尽きてこの新しいワクチンの大規模接種という最後の手段にすがるしかない、という認識が広がっているからです。実は、この認識の是非に関しても、様々な科学的な見解があるのですが、現在のところ、この認識を各国政府とメディアが支持し、アメリカではラジオの政府広報でも「みんなでワクチンを打って、コロナパンデミックを乗り越えよう!」と呼びかけ、カリフォルニア知事は、120億円相当の予算をつけて「宝くじ付きワクチン」によってワクチン接種率を上げようとしています。

 「政府がやっていることなんだから、安全に決まっている」という主張も耳にしますが、それだったら、新薬の認可に関するややこしいルールなど最初から必要ないということになってしまいます。政府であれ最先端の研究所であれ、所詮は人間の集まりですから、魔法を使えるわけではありません。人体の働きには、最新の科学的英知を集結しても分からないことの方が圧倒的に多いため、新薬の開発には十分に時間をかけた地道な実証実験が必要になります。そのように治験を重ねて正式に認可された薬でも、臨床で使われた後に予測できなかった危険性が明るみになる場合すらあります。

 自分は、健康を害して苦しんでいた30代半ばに、医療の本道は病治しではなく健康増進と能力開発にあると考え始め、その後トータルヘルス研究会(三重県)に参加し、第27回日本環境医学会学術集会でも発表をするなど研究者としての活動も行っています。自宅ファームでは、無農薬有機農業、自然農法的な家畜の飼育、ハーブの栽培を行い、健康的な食事、睡眠、運動習慣の構築、身体操作法、民間療法の習得、それに生きがいと満足感を感じられる日々の活動など、意識的かつ戦略的な疾病予防と健康増進活動を実践してきました。そのおかげで50歳となった現在の方が30代よりも遥かに健康感、体力、生産性、幸福感ともに向上し、ここ7年ほどは日常活動に支障が出るような健康問題(軽度の風邪など)も発生せず、10年以上医療のお世話にならずに生きてきました。

 ここで新型コロナワクチンという予防手段を用いるのは、言うなれば、有機農法で時間をかけて作りあげた畑に、開発実験段階の強力な農薬を試験的に使ってみるという唐突さに匹敵します。これまで長年にわたって成果をもたらしてきた方法論を覆し、非常手段を用いるには、ワクチンによる効果がもたらす利益とこれまで築いてきた健康が破壊されるかもしれないリスクの比較検討をしなくてはなりません。このように、信念に伴う過去の健康行動の成功体験が背景にある場合の判断過程では、入手可能な科学的データの分析から示唆される結論のみから白黒をはっきりつけることは難しいと感じています。これは、もともとワクチンという予防手段自体を否定する立場の方や、宗教的理由でワクチン接種を拒否する方にも当てはまります。人生には、データの収集と分析だけでは最終結論を出せない問題がたくさんあるため、人間は、常に精神論的な判断と科学的判断を並列的に用いており、そのバランスは各人の生き方や価値観を大きく反映します。新型コロナワクチンに関する問題も、そういう複雑な問題の1つであると考えます。

 個人としてのワクチン接種に関する決断をするにあたり、また、家族との間で適切な意思決定を共有するために、以下の項目での情報収集、分析、考察を試みました。アメリカのデータでも分析も進めていますが、人種によるコロナウイルス感染の傾向にも特徴が見られることから、まずは日本にいる年老いた両親や友人との情報共有も念頭に、主に日本のデータを用いて以下の項目について考察しました。これから数回に分けてこれらの項目に関する投稿をアップするつもりでおります。

(1)新型コロナウイルス感染症リスクと新型コロナワクチン接種に伴うリスクの比較
(2)新型コロナワクチンの効果について
(3)新型コロナウイルス感染対策としてのワクチンの位置づけ
(4)社会的な圧力によりワクチンを接種を迫られることの意味


(1)新型コロナウイルス感染リスクと新型コロナワクチン接種に伴うリスクの比較

 新型コロナウイルス感染による健康リスクを、その解決策であるワクチン接種による健康リスクが上回ってしまったら、本末転倒で全く意味をなさないということになりますので、まずは、現時点で明らかにされているデータからこの2つのリスクを比較します。

 ウイルス感染のリスクに関しては、厚生省の「新型コロナウイルスの”いま”に関する11の知識」という2021年4月付の資料にわかりやすくまとめてくれています。
https://www.mhlw.go.jp/content/000749530.pdf

 



 ワクチン接種のリスクについては、ファイザーのワクチン「コミナティ筋注」の解説に明記されています。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000778307.pdf

 





「本剤は、本邦で特例承認されたものであり、承認時において長期安定性等に係る情報は限られているため、製造販売後も引き続き情報を収集中である。本剤の使用にあたっては、あらかじめ被接種者又は代諾者に、本剤に関する最新の有効性及び安全性について文書で説明した上で、予診票等で文書による同意を得た上で接種すること。また、有害事象が認められた際には、必要に応じて予防接種法に基づく副反応疑い報告制度等に基づき報告すること。なお、本剤の製造販売後に収集された情報については、最新の情報を随時参照すること。」

 また厚生省のホームページには、このようなお知らせもあります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00218.html

 



「接種を受ける際の同意

 新型コロナワクチンの接種は、国民の皆さまに受けていただくようお勧めしていますが、接種を受けることは強制ではありません。しっかり情報提供を行ったうえで、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。
 予防接種を受ける方には、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受けていただいています。受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。
 職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない人に差別的な扱いをすることのないようお願いいたします。」

 そして、ある程度の副反応による被害が起きることを想定して、救済制度も設けられています。

「接種を受けた後に副反応が起きた場合の予防接種健康被害救済制度

 一般的に、ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めて稀ではあるものの、なくすことができないことから、救済制度が設けられています。…

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新型コロナワクチン接種を推奨する政府広報への苦言

 日本にいる両親は、「みんなが接種するから、自分たちだけがしないわけにもいかんだろう」という理由でワクチン摂取の申し込みをしたけど、みんなより出遅れてしまったため8月まで接種が受けいられない、と心配の様子。両親はネットへのアクセスはなく、テレビ、ラジオと購読している一種類の新聞でたまたま目にした情報からこのような判断をしたようです。息子の意見などは、かかりつけの病院の先生やテレビで見聞きしたこと比べれば聞くに値しない怪しげな情報、ということなのかな…悲しいけど。自分は伝えるべきことは伝えた上で、両親の自由意志による決定を尊重するつもりですが、多くの高齢者の皆さんがこんな感じでワクチン接種の判断しているとしたら問題です。

 リンクは、政府が高齢者向けに作っている広報です。30秒ほどの短いものなので、一度ご覧になっていただけると幸いです。

 

新型コロナウイルス対策「ワクチン確保で安心」篇(30秒)|政府インターネットテレビ政府インターネットテレビの動画です。nettv.gov-online.go.jp

 


 政府は厚生省のウェブサイトで、「新型コロナワクチンの接種は、国民の皆さまに受けていただくようお勧めしていますが、接種を受けることは強制ではありません。しっかり情報提供を行ったうえで、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。」と約束しているのだから、こういうビデオにこそ『本剤は、本邦で特例承認されたものであり、承認時において長期安定性等に係る情報は限られているため、製造販売後も引き続き情報を収集中である。本剤の使用にあたっては、あらかじめ被接種者又は代諾者に、本剤に関する最新の有効性及び安全性について文書で説明した上で、予診票等で文書による同意を得た上で接種すること。また、有害事象が認められた際には、必要に応じて予防接種法に基づく副反応疑い報告制度等に基づき報告すること。なお、本剤の製造販売後に収集された情報については、最新の情報を随時参照すること。(ーファイザー社製新型コロナワクチンコミナティ筋注の解説書より)」に準ずる情報をわかりやすく掲載し、「しっかりと情報提供」すべきではないでしょうか?

 これだけ大規模に特例承認の薬剤投与を国民に勧める以上、政府は当然確固たる信念と科学的データから導き出される確信を持って政策に取り組んでいるはずです。だったら、堂々とワクチン接種の妥当性をリスクと利益の比較から理論的に説明し、根気よく国民を本当に納得させれば良いではありませんか!「安心、安全です」ということばかり連呼して、国民がじっくり考えないまま雰囲気に流されて接種をする空気を作って、その影でコソコソとリスクを隠すようなことをする必要は全くありません。

 政府としては「情報は一切隠しておりません。探せば見つかる場所に出してます」という言い訳は成り立つのかもしれませんが、情報の出し方を姑息に調整し印象を操作するような姿勢では、ワクチン接種も「欲しがりません、勝つまでは!」とか「一億総火の玉だ!」とか「原発は絶対安全です」と同等の自己破壊的なプロパガンダと思われても仕方ありません。もし、信念も確信もなく、「何かやらないと国民がうるさいから」というような理由でやっているとしたら、それはプロパガンダ政策よりもさらに恐ろしい。
 
 施策者側にいる政治、行政、メディア、製薬、医療業界で働くみなさんも、ご自身と愛する家族、友人の幸せのために、自分に与えられた仕事を一生懸命やられているんだと思います。その上で、みなさんが信念を持って取り組んでおられる仕事の素晴らしさを国民が納得し、一致団結してより良い社会に向けて歩みを進めることができるよう、大衆という顔の見えない国民に対しても、ご自分の家族や親友に対する時の誠実さを持って接していただけることを切望いたします。 

 

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新型コロナワクチンに関する国家としての判断 vs 個人としての判断

 COVID19のパンデミックへの対応については、大きく分けて国家としての判断と個人としての判断の2層で考えています。

 国家としてパンデミックのような社会全体を巻き込んだ大きな事象を扱う場合には、国民を「顔のない数値データ」として捉えるしかありません。もし政治家や行政官がこのようなことを言ったら、マスコミから「命をなんだと思っているんだ!」と袋叩きにされますが、実際、膨大なデータを感情や思い込みを交えず冷静に収集・分析し、その時点での知見を用いて集団にとって最も良いと思われる最大公約数の施作を案出し実行するのが政府の仕事ですから、ある種の冷徹さは避けられません。COVID19流行の状況、病による健康被害のリスクと社会的損失のリスク、対応策としての新型ワクチン大規模摂取による効果とリスクなどを、現代科学で最も合理的と考えられる見解と現時点でのデータを基に計算し、最適な対策を立案しても、リスクをゼロにする魔法のような施策はありえないため、計算の段階で顔の見えない誰かが死ぬこと、苦しむことを冷徹に織り込んでだ上で施策を実行しています。

 例えば、自動車という、使い方を間違ったら死を招く危険性のある道具の使用を国家が許可する場合、自動車が社会に与える有効性と、確率的に予見される犠牲を天秤にかけて自動車の使用を法律の規制の範囲内で許可し、実際の使用に際しての遵法精神、運転技術や注意力などは、全面的に個々の責任に託されています。 

 全体主義国家であれば、国家の方針は命令という形で発布され、国民は嫌が応もなくそれに従うことになりますが、民主主義国家では、国家の方針に対して、法律の許す範囲で個人が自己責任で下す自由が保障されています。逆にいえば、自由の行使には常に責任が伴い、時には生命と健康に関わる重要な判断を自己責任で行う必要があるということになります。そして、国家の判断が誤りである場合には、国民の意志で法律や指導者を変えることができる仕組みになっています。

 現在、COVID19の世界的パンデミックの中、国家としてその打開策として大規模な新型コロナワクチン接種を国民に推奨し、最終的な決定は個人に委ねられているという状況にあります。感染症やワクチンというかなり専門性の高い分野で、しかも日進月歩で新しい学説や発見が更新される先端分野でもあり、一般人が新型ワクチン接種に関しての意思決定を下すのは非常に難しいため、個人としての結論が、「国家の方針に従う」となっても当然といえば当然です。ただその場合、国家が方針を決めた際に、数値データとして織り込まれているワクチン接種による健康被害の犠牲者になる危険性を、自己責任で受け入れることになります。

 新型コロナワクチンは、通常の手続きを経ずに緊急使用のために特例承認医薬品として認可された薬物で、特に長期的なデータが限られているため、長期での効果と安全性に関して未知な部分が多く、そのため通常認可の医薬品に比べて予期できないリスクが大きいということが特徴です。国家として、これらのリスクよりも、COVID19ウイルスによる国民の健康リスクとそれによる社会的損失が大きいと判断し、新型コロナワクチン接種が勧められているということになります。

 厚生省のホームページでも、特例承認医薬品として認可されたファイザー社のコロナウイルス装飾ウリジンRNAワクチン・コミナティ筋注の説明書にも、以下の文言が明記されています。https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000778307.pdf

「本剤は、本邦で特例承認されたものであり、承認時において長期安定性等に係る情報は限られているため、製造販売後も引き続き情報を収集中である。本剤の使用にあたっては、あらかじめ被接種者又は代諾者に、本剤に関する最新の有効性及び安全性について文書で説明した上で、予診票等で文書による同意を得た上で接種すること。また、有害事象が認められた際には、必要に応じて予防接種法に基づく副反応疑い報告制度等に基づき報告すること。なお、本剤の製造販売後に収集された情報については、最新の情報を随時参照すること。」

 また、厚生省の「接種へのお知らせ」のページでは、「接種を受ける際の同意」に関して以下のように述べられています。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00218.html

「新型コロナワクチンの接種は、国民の皆さまに受けていただくようお勧めしていますが、接種を受けることは強制ではありません。しっかり情報提供を行ったうえで、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。
 予防接種を受ける方には、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受けていただいています。受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。
 職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない人に差別的な扱いをすることのないようお願いいたします。」

 また、「接種を受けた後に副反応が起きた場合の予防接種健康被害救済制度」の項では、以下の文言もあります。
「一般的に、ワクチン接種では、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が、極めて稀ではあるものの、なくすことができないことから、救済制度が設けられています。
 救済制度では、予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。 
 新型コロナワクチンの接種についても、健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済を受けることができます。」

 しかし、国家が現時点で可能な限りのリソースを基にして下した判断とは異なる判断を、同程度の合理性を持って民間/個人が導き出すことなどできないのではないか?そう考えると、国家の判断に従うのが一番良い選択肢ということになりますが、国家も判断を誤る可能性があり、施策の規模の大きさゆえに誤った場合でも急激な方向修正することが難しく、個々のニーズの全てには対応できないということは考慮に入れておく必要があると思います。

 

 国家としての判断に採用されている学説といえども、あくまで現時点までに入手されたデータから引き出された最も合理的であると思われる「仮説」であるため、別の角度からの学説やデータ解釈を採用すれば、科学的な妥当性を備えた異なる仮説も成り立つという状況にあります。過去には、DDTやサリドマイドのような薬物の危険性が当時の最も合理的な判断において見過ごされてしまった例もあるように、どれだけ慎重を期したとしても、現代の科学では人体の複雑な働きの全てを予見することは不可能であるため、国家としての判断を誤まる可能性もあります。だからこそ、学問の自由と言論の自由という権利が保障され、国家の判断に対立する学説や見解も閲覧できる環境の中で、最終的には個人の自己責任での判断に委ねられているのです。

 

 民間企業である大手マスコミやネット関連企業は、個としての立場から国家の方針に対して独自の判断をし、時には批判、時には支援という立場から様々な発信を行っています。これら大きな企業からの発信だけでなく、独立した研究機関や研究者、ジャーナリズムからの発信もあり、これらの情報を政府見解と合わせて検討し、自分なりの判断を下すには、なんとも手間と労力のかかるこことか…。しかし、全体主義で情報統制の行われている国家が多い中で、日本やアメリカでは、努力をすれば多様な情報を入手することができ、最終判断は自分で下せる自由を与えられていることには、感謝をしています。

 

 今回は命と健康に関わる問題で、しかもロックダウンでほぼ失業の身の上なので、ある程度手間を惜しまずにこの面倒な作業を行っていますが、本来は、あまり身近ではない経済や外交などの問題でも、有権者としてこれくらい真剣に情報を扱わないといけないのでしょうね。民主主義における自由と責任は表裏一体であることを、改めて感じさせられます。

 

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陰謀論との付き合い方

 昨年末のアメリカ大統領選挙、COVID19パンデミック、そして現在進行中の新型ワクチン(新薬)の大規模接種。公正で中立な情報提供に基づく冷静な議論が必要な大きな出来事が続く中、民間会社としての利益追求が最優先する一般メディアやビッグテックを経由して見つかる情報は、ある方向性に向けて偏向/検閲されているのではないかと不信を抱く方が多くなってきました。その反動として、ネットで草の根的に広まる情報と、多くの社会的事象を少数のエリートによる計画的な陰謀に結びつけるいわゆる「陰謀論」が渦巻き、アメリカでは、政治においてもCOVID19パンデミック周辺の事象においても、世論を真っ二つにするような見解の対立が起きています。

 陰謀論に関しては、ほとんどの皆さんは「SF映画やスパイ映画じゃあるまいし、そんなことあるはずないじゃん。」ってな具合に、「子供じみた空想」「頭の悪い連中が信じるたわごと」「変な宗教」として一笑に付してしまいます。

 では、古佐小の陰謀論に対するスタンスはどうかと申しますと、陰謀論は子供の頃から興味を惹かれていて、記事を目にするとついつい細部まで読むことが多く、陰謀論には案外と詳しい部類に入るのではないかと思います。

 情報混乱の時代に突入し、ますますたくさんの陰謀論が語られています。確かに、その中には実際の意思決定には使えないあやふやな情報もたくさんあります。しかし、そこで論拠とされている事実は、一般メディアではあまり表に出ない興味深いものも多く、「陰謀論」と十把一絡げにして排除してしまうにはもったいない情報も含まれています。

 陰謀論の多くは、事実の列挙とそれらを繋ぐ合理的な説明としての組織的陰謀からなっています。この視点から、自分は陰謀論を以下の3種に分けて、その情報価値を評価しています。実際には、これらの組み合わせとして陰謀論が語られることが多いため、そこに含まれる情報価値は、玉石混合となっています。

1)最初から陰謀ありきで、事象を陰謀と結びつけるもの。
2)通常の手法では確認のできない事実を根拠に、陰謀の存在を示唆するもの。
3)過去のメディア発刊物、政府や民間機関からの公開情報を根拠に、それらを結びつける金の動きや人脈から組織的陰謀を示唆するもの。

 情報としてのクオリティーは3)が最も高くなります。結論である陰謀論への賛否はともかく、そこで挙げられる情報には、ある特定の組織や団体にとって、イメージ的にもビジネス戦略的にもあまり知られたくないだろうなと思われるものもあり、一般メディアからは得られない視点からの考察の機会を与えてくれます。
 
 1)と2)は、取るに足らない情報と切り捨てることもできますが、自分は2)にもある程度の価値を置いています。というのも、ベトナム戦争の特殊作戦に参加した退役軍人の義父や、以前付き合いのあったアメリカの民主党の超大物上院議員の親類/側近の弁護士、元下院議員候補の政治家との会話から、その世界にいたら普通に行われているけれど公にはならないウソのような現実が舞台裏で展開されていると確信しているからです。事実の根拠となる情報提供者の素性、情報公開の動機などを吟味することが非常に難しいため、情報の真偽を決定づけることはできないことが多いのですが、質の高い情報が含まれている可能性は大いにあると思います。

 1)は、ある種の陰謀論の可能性に納得した場合、その陰謀論ありきで物事を見たらどのような解釈ができるのかということの参考として活用できます。往々にして発信者が熱くなりすぎてウソ臭くなってしまうことが多いのですが、参考意見として距離を置いて閲覧するという態度で接すれば、新鮮な視点を与えてくれることもあります。

 この非常時に陰謀論は世間を混乱させるけしからんものだ、というご意見もあるかと思います。しかし、言論の自由の表れとして、この非常時だからこそ純粋な気持ちで発信される「陰謀論」(に分類される意見)もあります。自由な言論と活発な議論と慎重な考察により意思決定をすることこそが、自由民主主義のあるべき状態です。非常時だからといって、お上の誰かが密室で決めたことに盲目的に従うことは、むしろ異常です。先入観を捨てて中立な視点から様々な意見に接し、視野を広げながらこの時代を見据えていきたいものです。

 

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ワクチン摂取をめぐる意思決定

 コロナウイルスワクチン摂取については、FDAの正式認可の下りていない治験段階の薬物であるため、個人の判断で自己責任で摂取を選択することが要求されています。メディアや政府機関は、積極的にワクチン摂取を推奨していますから、おそらく多くの方が「そんなに危ないものであるはずがない」と思いつつも、「でも、もしかしたら危険かも…」という不安も抱きながら選択をしているようです。ワクチン摂取しないと仕事を失いかねない、周囲との人間関係を悪化させかねない、といった社会的理由から摂取を決意する方もいると耳にしています。    看護師と保健師の資格を持ち過去に医療機関で就労した経験もあり、現在も公衆衛生の研究グループで既存の医療システムの問題点を改善すべく研究をしている立場から、今回のワクチン摂取という健康と命に関する問題については「お上が偉い先生たちと相談して決めたことだから、間違はないだろう」と鵜呑みにする気にはなれず、慎重に意思決定を行っています。    出発点としてまず、メディアや政府機関がワクチン摂取を積極的に進めるロジックを、以下のように解釈して要約してみました。   『Covid19パンデミックのために、人類の社会活動が著しく制限され、生活と生命の存続の危機に晒されている。この危機から最も早く脱する手段は、短期間に大勢がワクチンを摂取して集団免疫を構築することである。ワクチンのリスクはあるかもしれないが、パンデミック継続による損失に比べてはるかに小さく、許容範囲である。現時点でパンデミックを終わらせる有効な対処法は、これ以外にない。』    このロジックを納得できればワクチン摂取、できなければワクチン不摂取ということになりますが、その判断をするには何よりも情報収集が大切です。しかし、ワクチンの専門家でない限り、判断を下すために必要な一次情報も基礎的な知識も持ち合わせていませんから、もっぱら専門家が科学的見解を交えて発進する二次情報に当たることになります。しかし、これがなかなかに大変です。調べてみるとすぐに分かりますが、お偉い専門家の間でも見解が様々に割れているため、「偉い先生がおっしゃるから…」という理由からは判断を下せないのです。    このように、専門家の見解が割れるという状況は、政治経済や安全保障の問題に関しても同ようです。このような場合、情報の発信者はメッセージを明確にするために、白黒をはっきりと表現する傾向がありますから、両極の見解をそのまま鵜呑みにするのは危険です。情報の受信者としては、白黒の間のグレーゾーンのどこかに真実があるのだろうと予測をします。では、どの色合いのグレーが「真実」なのか?    専門家ですら意見を集約できない事象に関して、素人が本当の真実をピンポイントで探り当てることはできません。そのため、まずは専門家の両極端な見解を並べてみて、見解の論理的整合性、発信者の人柄や経歴なども考慮した上で、両極の間にある腑に落ちる場所を「真実」として採用し、以後の判断基準として用いることになります。正直なところ、この作業にはそれなりの時間と労力がかかります。紆余曲折の末に「お上のお達し通りでなんの問題もない」という判断にたどり着くと「なんだよ。結局時間の無駄かよ」とお感じになるかもしれませんが、自身の健康と命に関わる選択ですから、汗をかいて慎重に判断することは決して無駄ではないと思います。    以下に、ワクチン推進のロジックの要点に関し、一般人が理解できる範囲で両極端な対立見解を大雑把にまとめてみました。すでにこの問題に関心をお持ちの皆さんには目新しい情報はないと思いますが、これまであまり関心のなかった皆さんには、考え始める出発点として参考になればと思います。詳細はご自身で精査し、ワクチン摂取に関しては十分な検討と考察を経て決断をしていただけると幸いです。   1)Covid19パンデミックがどのようなものであるのか? 「Covid19ウイルスは感染力と毒性の強い危険なウイルスであるため、ソーシャルディスタンシングや社会活動制限などを含む適切な対処をしても、未だにパンデミックが継続している。数値データがそれを証明している。」 「Covid19ウイルスはタチのわるい風邪程度の感染症で、過去には同じようなウイルスを特別な対処もなくやり過ごしてきた。パンデミックは作られた幻想で、対策としてやられていることはナンセンス。確定診断のPCR検査は偽陽性が続出する不適切なもので、偽陽性を含むCovid19陽性者の死亡は実際の死因にかかわらず全てCovid19による死亡と報告されるため、数値データには信頼性がない。」   2)人類の社会活動が著しく制限され、生活と生命の存続の危機に晒されていることについて 「社会活動の制限はパンデミックへの対処として必要で適切なものであったが、それによる社会的損失も伴った。しかし、もしこのような対処がなされなかったらもっと多くの生命が失われ、社会的損失ははるかに甚大なものとなった。」 「社会活動の制限は、パンデミックを防ぐ上で有効性はほとんどなかった。Covid19への過剰なリスク評価と不適切な対処という人災による損失こそが問題で、病気自体の社会的損失よりもはるかに深刻だ。」   3)パンデミックの危機から脱する手段としての大規模なワクチン摂取 「あらゆる社会的手段を講じて封じ込めを試みたが、流行が収束する気配はない。こうなったら、人口の大部分がワクチンによって免疫力を強化し、集団免疫の状態を作るしかない。社会全体のために、皆が歩調を合わせてワクチン摂取を進めることが重要。」 「原因疾患であるCovid19感染症による健康リスクはさほど大きくないため、ワクチンによる大規模な予防措置はナンセンス。時期が来れば自然に集団免疫が形成されて流行は終わる。実際に、すでにCovid19に対する集団免疫が形成されている地域もある。不用意なワクチンの使用により変異を招き、返って流行を悪化させる可能性もある。」   4)ワクチンのリスク 「ワクチンの有効性は確認され、安全性も従来のワクチンの基準を満たしている。ごく稀に副作用による健康被害が出る可能性があるが、ワクチンによって得られるメリットを考えるならば、そのリスクは十分に許容範囲内である。」 「Covid19ワクチンは、従来のワクチンとは異なる新しい技術が導入されたもので、本来新薬と呼ばれるべき。治験が不十分なため、効果の継続性や安全性に関して不明な点が多い。ワクチンによって特異性免疫が過剰に刺激され自然免疫が低下することで、変異株やその他の感染症への罹患リスクが高まる可能性もある。」
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どんぐりパンの焼き方のビデオ、公開いたしました!

どこにでもあるどんぐり。古来、食料として活用されたこの木の実には、栄養がいっぱい。それを使わない手はないということで、どんぐりで料理を始めています。

今回は、どんぐりでパンを焼いてみました。

 

 

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3.11に捧ぐ朗読作品 「勇気をくれた少年」

ぴおちゃんねるより、3.11 東日本大震災への思いを込めた短編作品「勇気をくれた少年」。気仙沼出身の女優、吉田葵さんによる朗読作品です。震災半年後に慰問ツアーで訪れた被災地のことを思い起こしながら、音楽を即興いたしました。 <東日本大震災10年目特別企画> Reading_028「勇気をくれた少年」   <Cast> 朗読:吉田葵 演奏:古佐小基史

 

 

 

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どんぐりの食べ方をビデオにしてみました!

山野に入ればどこにでもあるどんぐり。うちの敷地内にもたくさん落ちてます。古来、アメリカインディアンの主食の一つとして活用されてきたどんぐりを自給自足の食糧の一つに加えるべく、どんぐりを使った料理を紹介するシリーズを始めました。まずは、面倒な殻剥きと、そのままだと渋くて食べられない実のアク抜きのプロセスを紹介いたします。

 

 

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完全な即興演奏のコンサート

先ほど、完全な即興によるコンサートをYouTubeプレミアムで公開いたしました。
2/26までの1週間限定でご覧いただけます。

 

キースジャレットが演奏活動から身を引き、チックコリアが他界され、自分も50歳を迎えるにあたって、いつまでも完全即興演奏を憧れの眼差しで遠くに眺めていてはいけないと思い、今年はコンサート全プログラムを完全即興でやれることを目指して本格的に研鑽を積むことにしました。   ハープは転調が非常に難しい楽器なので、ともすると同じキーでウダウダと演奏をするニューエイジっぽい即興になってしまいがちです。この難しさを克服して、最近はかなり複雑な転調とアウトスケールを含む即興演奏をできるようになりました。ハープでキース・ジャレットのような即興という無茶な取り組みではありますが、おそらくハープでこのような即興は今までほとんど試みられていないので、ご覧いただきご感想などいただけたら嬉しいです。  

 

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田舎暮らしの必需品/チェーンソー紹介

山暮らしでは必需品であるチェーンソー。身近に見ることのない道具だと思いますが、最近は電気式のものもあり、意外と気軽に使えます。この入門編では、チェーンソーの仕組みとメンテの概要をお送りします。

 

 

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天然酵母パン作り

YouTubeぴおちゃんねるで、天然酵母パン作りのビデオをアップしました。意外と簡単ですよ。