音楽を学術面から勉強するサロンを無料で開催しています!

第3回 実践に活かせる音楽学術サロン
「芸術ジャンルの垣根をこえる審美脳〜数式の美から音楽の美まで」
7月15日(木)13:00−15:00
7月18日(日)21:00−23:00
参加費無料(有志の寄付は歓迎します)
 
 近現代の天才的芸術家のイメージは、生活の全てを犠牲にしてでも芸術に打ち込む一点集中主義的な社会応性の低い変人です。また、現代芸術の周辺にはアルコールやドラッグによる特殊な精神状態を芸術的インスピレーションと関連づけるカルチャーも存在するため、厳格に自己完成を目指すような芸術へのアプローチは時代遅れと考えられがちです。

 しかし、人類史上、最も天才的な芸術家と認められるレオナルド・ダ・ビンチやヨハン・ゲーテなどは、人間に与えられた様々な能力をバランス良く発達させた「ルネッサンス・マン」と呼ばれる万能人でした。バロック音楽の最高峰を築いたヨハン・セバスチャン・バッハも、家庭人として、キリスト教徒として、またラテン語と音楽の教師としても厳格な人格者だったと伝えられています。

 今回のサロンでは、美を判断する脳の働きの科学的研究から、優れた芸術家となるための生き方のヒントを探るという切り口で講座を準備してみました。美を判断する能力が向上するということは、より多くの美に囲まれた幸せな人生を送れる可能性が大きくなることを意味しますから、芸術家としてだけでなく、鑑賞者としても楽しんでいただける講座になると思います。
 
 次回の第4回は、8月12日(木)13:00−15:00、8月15日(日)21:00−23:00で、「音楽家の健康・障害を起こさないテクニック」というテーマを中心に講義を考えています。

 お申し込みは、出席希望の日時を明確にして、Eメールmotoshi@harpmusician.comまでお願いいたします。事前に講義内容のレジメ、参考資料、ズームのアクセス情報をお送りいたします。

 参加費は無料ですが、受講後に有志の皆さんの寄付を受け付けております。日米間で直接振り込みいただくシステムはないため、メールにて希望の寄付金額をお知らせいただき、その金額で「受講料」としてPayPalを通じて請求するという手続きをとっております。やや面倒ではありますが、クオリティーの高いプレゼンを目指し日々研鑽しておりますので、無理なきところでご協力いただけると幸いです。

 
参考文献
智大石津. 2015. “脳活動からみる審美.” Vision Research 27 (1): 7–9.の内容要約

 

Leave a comment